剣史です。
先日の声量のお話ご覧になられたでしょうか?
声量は息の量で決まる!!と無意識に思われている方が多いと思いますが、大事なのは響きの方なんですね。
もし、あなたがボーカリストだとして・・・
ライブでモニターが聞こえないとか、スタジオ練習でも自分の声が聞こえないとお悩みの方多いと思います。
その原因は、ほぼ頭蓋骨に響いてないからなのです。
まさかこんな方法で?と思われる方多いのですが、これは騙されたと思ってやってみて下さいね。
ということで・・・・
今日は発声の優先順位について説明したいと思います。
まずは、声量ですね!!
これをおろそかにすると、その後ボイトレ続けている間に必ず壁にぶち当たります。
そして、一からやり直す可能性大なんです。
次に来るのがファルセット(裏声)なんです。
女性は変声期がないからかどこからが裏声かわからない方多いですが、
たまに男性でもその出し方がわからないという方もいらっしゃいます。
でも私は、このファルセットが一番重要だと思うのです。
実は、このあとに身に付けなければならない高音発声やさまざまなテクニックは、このファルセットあっての事なんです。
また喉のリラックスもファルセットが出来るかどうかでかなり変わってきます。
そして、そのうちファルセットの喉の状態を保って地声と同じ音程、声量で出るようになるのです。
ある時生徒さんに、今までファルセットを使った事がないし、
どうしたら出るかわからないと相談された事がありました。
でもそんなことはほぼ無いのです。
気づいてないだけで(笑)
あくびしたことない人っていませんよね?
無音のあくびの時もありますが、声が出る場合の最初の音は実はファルセットなのです。
また、人をからかったりする時「ヒューヒュー!!」って叫びますよね?
あれもファルセットです。
その生徒には、キーの高い女性の歌を一週間練習していただきました。
もちろん、出るようになりました。
でも喉の筋肉はそれまで使ってないので、声量も小さく使い物にはならなかったのです。
ですから継続的に練習してもらいました。
すると3ヶ月後にはアースウインド&ファイヤーのファンタジーを歌えるようになりました(笑)
というわけで、もしあなたがファルセットを出したことがないと思うのでしたら、
好きな女性orキーが高い男性曲を、ファルセットで3ヶ月も練習すれば、
必ず使えるファルセットになります。
あまり楽しくなくても、これだけは根気よく練習してみてくださいね!!
今日も読んで頂いて有難うございました。
剣史